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特別セミナー開催します。「 縄文から続く自然とのくらしを学ぶ。『農作物としての大麻』」

2020.08.28|コラム

今回の特別セミナーでは、民俗学の視点から「農作物としての大麻」をテーマに、繊維としての麻、縄文から続く自然と人間の営みを学び、多様性と一体性のはざまでゆれる私たちを考えてゆきたいと思います。

 

*注 本セミナーのスタンスとしては、法改正や合法化運動にコミットするものでは全くありません。


▼特別セミナーについて
大麻は、縄文時代の遺跡から種が見つかるなど、古来より生活に親しまれ、繊維を衣服や縄・釣糸・漁網に、種を食料に、茎を建材に、葉や根を薬用にと循環型のくらしにとけこんでいました。


神道の世界では、その繊維を清めの道具として用い、日本の伝統文化・生活文化と非常に密接な関わりを持つ「農作物」でしたが、戦後GHQの政策でイメージを変えられ、その後、高度経済成長期の中で化学繊維におされ、近代産業のすみに追いやられてゆきます。


(1950年には国内に約25.000件あった大麻農家が、現在は約40件にまで減少しています)


この数奇な作物の歴史を見ると、自然とくらしを切り分け「物質」に焦点を合わせた近代の暮らしと、自然と共にあったかつての暮らしの対比に、私達を重ねることができます。

 

栃木は、陶酔作用がないよう改良された品種「とちぎしろ」の栽培を現在も続けており、国内生産の約90%を占める大麻の一大産地。
 

その栃木で、「農作物としての大麻」に関する情報収集や発信を行なう日本民俗学会員の高安淳一氏をゲストに招き、「農作物としての大麻」を学びながら、かつてあった自然と接続するくらしを探ってゆきます。

 

▼イベント概要
日時  :2020年9月24日(木) 19:00-20:00

参加費 :①オンライン参加-無料
     ②オンライン参加-ご支援(¥1,000)

配信方法:会議システムZoomによるオンライン開催です。
*開催日までにログインURLをお送りいたします。
*進行具合によって、時間延長になる可能性がございます。

*②のご支援いただいた方には、イベント終了後にfacebookグループへご招待します(セミナーの録画も、ご視聴いただけます)。
 

▼出演者プロフィール
高安淳一氏:
一般社団法人 大麻博物館 館長
2001年、栃木県那須に私設の大麻博物館を開館。日本人の営みを支えてきた「農作物としての大麻」に関する情報収集や発信を行なう他、各地で講演、麻糸産み後継者養成講座などのワークショップを開催している。日本民俗学会員。著書に「大麻という農作物〜日本人の営みを支えてきた植物とその危機」「麻の葉模様〜なぜ、このデザインは八〇〇年もの間、日本人の感性に訴え続けているのか?」。
URL(大麻博物館) : http://taimahak.jp/


*新型コロナウィルス の感染拡大状況により、開場時間、内容は急遽変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。

 

 

チケットの販売方法など詳細は以下よりご確認ください。

https://peatix.com/event/1606651/view